合格体験記

F.S(神奈川県立茅ヶ崎北陵高校/合格校:信州大学農学部、水産大学校)

 私は、幼い頃から国語がとても苦手でした。通信教育などを利用して、なんとか克服しようと努力を積み重ねていましたが、国語が伸びる気配がしませんでした。だから、「自分は国語に向いていないんだ」と自分で自分に言い聞かせていました。
 高校に入ってすぐに実力テストがありましたが、偏差値は30台でしたし、学年順位も他教科に比べて絶望的。当時から親は、「国公立大学にしか行かせない」と言っていたので、センター試験のことを考えて頭を抱えていました。
 そんなとき、茅ヶ崎国語塾の存在を親から知らされました。それなので、ダメモトで国語塾の体験授業を受けてみました。授業は入試を見据えていて、実践的に進められていました。入会して授業を受講し始めたのですが、今、自分がやっていることがどんなことに役立つかということを、先生が毎回明確にしてくれていたので、一つ一つの授業を大切に受けることができました。
 理系で国公立大学受験となると、やはり国語が難所となってくると思います。点を取らなければいけないのに関わらず、国語の勉強にそんなに時間をかけることができません。それなので、やはり効率良く勉強することが求められてきます。茅ヶ崎国語塾は個別指導なので、先生が私の性格を見極めて、性格に合った授業をしてくれました。そして、今の自分の力と志望校の差をきちんと示してくれました。そうすることによって、時間をかけられない国語も、効率良く学ぶことができました。

M.K(合格校:麻布 他多数)

 僕は直接受講していたのではなく、FAX添削でお世話になりました。何回か教室にも足を運びましたが、基本的には、家からFAXを送り、添削をしてもらいました。
 FAX添削の最大の良い点は、いつでもどこからでもやったものを送り、添削してもらえることです。どこでもというのは、家だけでなく、箱根へ旅行に行ったときに、部屋でやった国語の答案をフロントへ持っていき、FAXしてもらいました。
 茅ヶ崎国語塾と他塾と異なる点は、先生がヒントだけを書くことで考えさせ、答案を完成させるところでした。さらに、その子の志望校を考え、そこの学校だけでなく、最終的には力になると思われる他校の国語をやらせたことでした。
 志望校は麻布でしたが、麻布でよく出題されるテーマを教えてくれ、何回か過去問をやるうちに、「あ~、そういう意味だったんだ」と納得をよんでくれました。
 麻布の過去問H24年度の最後の問題は、答え(「声の教育社」版)と大きく離れていても正解になったことがありましたが、それは本番を想定して採点してくれたんだと思い、感謝しています。

 小6の6月より、主にFAX添削でご指導いただきありがとうございました。
 茅ヶ崎国語塾に問い合わせをしたのは、小6の5月でした。通っていた進学塾の国語授業の復習を家庭でする際、模範解答をそのまま写すだけのようになっており、実際の子どもの言葉からは離れているようで、このまま学習を続けていくのかと不安に思っていた時期でした。
 教室に体験授業に伺った際、田中先生から「記述は自分で書き直すことが大切です。語彙もその中で増やしていきます」とお伝えいただきました。
 6月より塾より選んでいただいた添削課題でFAX添削を開始しました。
 進学塾に通塾しておりましたので平日の通塾、日曜日の講座や、季節講習、家庭状況の変化もある中、子どもが自分のペースでFAXを送受信し、添削を継続し、2月の受験までに添削回数は四期40回となりました。
 字や言葉は人のいろいろなことを表すということがあると思いますが、田中先生に添削していただいたFAXを見るたび、子どものいろいろな状況、状態をとらえ添削していただいていることを感じておりました。
 親の焦りも含め、2月の受験に焦点を合わせご指導いただき、ありがとうございました。茅ヶ崎国語塾での、与えられた少ないヒントから自分で考え、書き直していくという姿勢は、ご縁をいただきました麻布入学後も力になると思っております。

 ありがとうございました。

N.A(合格大学:早稲田大学政治経済学部 AO入試合格)

 私はわりと早い時期に志望校を決め、それに向けてさまざまな対策を講じていましたが、どうしても国語力が心配でした。学校の補習や大手塾の小論文講座を受けてみたりしましたが思うような結果は出ず、どうしたものかと悩んでいました。
 そんなとき、偶然にも茅ケ崎国語塾の看板を見かけ、問い合わせてみました。この出会いこそが私にとって志望校合格のカギでした。
 高校三年生の春から田中先生のもとでファックス添削をしてもらうことにしました。初めは志望校の問題に似ている文章を解き、直前は過去問を集中的に解きました。
 長年海外に住んでいたせいもあり、正直いって、文章の読解や記述は苦手でしたが、私が提出した記述を先生はすばやく添削してくださり、そこで頂いたヒントをもとに書き直す作業を重ね、自分でも上達を感じることができました。

 本番ではなんと先生の予想通りのテーマが出題され、私は落ち着いて今まで指導していただいたことに注意しながら、自分の全力を出し切ることが出来ました! テスト終了後は自信満々に先生と答え合わせをしている自分に驚きました。
 国語力は受験のときだけではなく、日本人として生きていくために一生必要な能力だと思います。茅ケ崎国語塾で力をつけることができたのは、私の将来にとってもとても有益なことだと思い、感謝しています。  田中先生、ご指導ありがとうございました。

R.T(合格校:開成中学、灘中学、栄光中学、西大和中学)

 息子はいわゆる典型的な算数男子でした。大手塾に4年生から通っていましたが、算数のおかげで4教科で高偏差値をキープできていたこともあり、4・5年生のうちは国語の勉強不足に親子とも気づかぬまま、日々を過ごしてしまいました。
 6年のカリキュラムに入る頃、テストの難度が上がり、国語の点が全然取れなくなりました。私はとても心配し、何とかしなければ! と焦りましたが、本人は全く危機感なし。とりあえず過去問を早く始め、1年かけてたくさん練習させ、志望校の問題を解けるようにすれば何とかなるのではと考え、前々から過去問のFAX添削があることでチェックしていた茅ヶ崎国語塾の田中先生にご相談させていただきました。
 田中先生は私の話をじっくり聞いてくださった上で、気の乗らない息子と会ってくださいました。体験授業を受けた息子の様子から、
「志望校の栄光学園の問題とは相性がよいと思われるので、FAX添削で過去問対策を進め、必要に応じて月一回程度の個別指導を入れる」
という提案していただき、茅ヶ崎国語塾とのお付き合いが始まりました。
 田中先生は個別指導で息子の状態を確認しながら、適宜FAX添削の課題を選んでくださいました。その課題をマイペースでこなせばよいので、国語に対してちょっと壁を作っていた息子もスムーズに学習を進めることができ、回を重ねるうちに、国語に対する学習姿勢が少しずつ変わっていきました。
「よかった。この調子でやっていけば何とかなるかも!」
と思いはじめた7月、田中先生に受験校について尋ねられ、2月1日は開成を考えている旨を伝えたところ、
「開成受験は記念受験ですか? 開成が求めている国語力と彼の国語力は次元が違います。FAX添削では指導できません。」
ときっぱり言われてしまいました。
 私達親子は、この言葉によって開成受験の厳しさを自覚することができました。そして、もう一度じっくり考えました。
 息子の志望校はあくまでも栄光である。限られた時間の中で、栄光対策をしっかりやり、開成は他教科でカバーするのか。それとも、開成レベルの国語力をつけるべく努力し、開成合格を本気で目指すのか。そもそも、あと半年で国語の力は上がるのか…。
 息子の出した結論は、
「開成を受ける。受けるのだから本気で合格を目指す。だから、国語の対策もしっかりやりたい。」
というものでした。
 それで、9月から、栄光対策はFAX添削で、開成対策は月2回の個別指導でという形にしていただきました。本当は週1回で指導していただきたかったのですが、田中先生は息子に無理な負荷をかけることはなさいませんでした。そのかわり、毎回の授業の後、(何をされたんだろう?)と思うぐらい、息子がグッタリして出てきました。90分授業の密度は、相当濃いものだったのだろうと思います。そして10月くらいから、大手塾の国語の先生からも過去問課題が出されるようになり、さらに灘中の国語対策を自分たちではじめたので、家庭学習の8割以上を国語にあてるようになりました。算数にアドバンテージがあったおかげでできたことだと思います。
 このようにして、息子は最後の最後まで苦手な国語と必死に格闘し続けました。やってもやっても成果が見えないどころか、模試の成績は下降気味。それでも毎日、国語の過去問と真摯に向き合い続けることができたあの精神力はどこからきたのだろう? と今でも不思議に思います。
 入試2週間前くらいになったとき、田中先生から
「かなり力がついてきています。最初は受験者平均点を目指していましたが、今は合格者平均点を超すことを考えて指導しています。」
と信じられないお言葉をいただきました。親子ともに何の感触もなかったので、
(あれは直前だから先生がそう言って勇気づけてくれてるのだろうか? いや、なんでもはっきりおっしゃってくださる先生だから、意外と本当かも!?)
と息子と笑いました。
 結局、田中先生の言葉の真偽はわかりませんでしたが、息子は受けた学校すべてに合格することができました。得意の算数できちんと力が発揮できたことは確認できましたが、国語でどういう点数をいただけたのかはまったく想像できません。だけど、やっぱり国語をあれだけ頑張っていなかったら合格はなかったような気がします。そして、過去問を解くなかで、たくさんの良い文章に触れ、読み解くことで言葉に敏感になり、心も成長したと思います。
 受験を終えて息子は、今、『次郎物語』を読んでいます。受験中に読みたい本がたくさん見つかったそうです。
 算数男子をここまでに導いてくださった田中先生に、本当に感謝しています。

J.Y(合格校:聖光学院、サレジオ学院)

 茅ヶ崎国語塾には、大手塾とのダブルスクールという形で、5年生の2月からお世話になりました。
 6年生になっても大手塾の成績は安定せず、また夏休み前には右手を負傷し、1か月ほど鉛筆が持てなくなりました。しかし、田中先生は、どのような状況においても、私たち親子を励まし、的確なアドバイスで導いてくださいました。
 6年生の10月からは、淑乃先生に算数の指導をお願いしました。算数の過去問では、なかなか合格者平均点が取れませんでしたが、淑乃先生には辛抱強くご指導いただきました。また、受験当日の緊張を減らすためにも、志望校の過去問は暗記するぐらいまでくり返し解き、問題パターンを把握するようにご指導いただきました。
 志望校、併願校決定の際には、それぞれの学校の入試問題を分析し、息子に合った志望校であるかどうかを見極めていただきました。
 1月初旬の受験は、不合格という厳しい結果になりましたが、焦る私を落ち着かせるように、田中先生はその結果を冷静に分析し、2月の本番にむけて、残り3週間で何をすべきかをご指導くださいました。不合格で落ち込んでいた息子もすぐに立ち直り、「どうしても志望校に合格したい」という強い意志を持って勉強するようになりました。

 そこからは、息子の集中力も高まり、大手塾の勉強は塾の授業中と授業後の質問教室で終えるようにし、家庭では田中先生と淑乃先生の宿題に取り組みました。また、計算と漢字練習をくり返し、ケアレスミスをなくすことを心がけました。
 受験前日の授業で、田中先生に「十分に仕上がっているから、安心して受験してきなさい。」とエールを送っていただき、そのお言葉に勇気づけられ、受験に挑みました。また、受験期間中は毎日メールをくださり、時にはユーモアあふれるアドバイスに励まされました。
 何度か挫折しそうになりながらも「最後の最後まで伸びます。」と熱心に指導してくださる田中先生を信じて受験を乗り越え、合格を勝ち取ることができました。
 この中学受験の経験は、息子のこれからの人生の糧となりました。ありがとうございました。

M.M(仮名/合格校:慶應湘南藤沢中等部、慶應中等部1次[2次は辞退]、山手学院特待生)

 息子は4年生より大手の塾に通っておりました。国語は比較的安定して得点できるほうでしたけれども、合格圏へ到達するためには、記述問題の解答力アップが課題でした。また、志望校の国語の試験には表現作文の出題があり、大手の塾ではこの対策が手薄でしたので、茅ヶ崎国語塾にご指導をお願いしました。
 国語塾では、問題文の読み込み方法のポイントや、記述の文章作成の訓練をしていただきました。表現作文の課題に対しては、志望校の過去問から作文指導をしていただき、短期間で言いたいことを表現できる力を身につけていただきました。
 保護者の私たちも、国語塾でお世話になりました。志望校は、願書に志望動機を記入する欄が非常に大きく、学校、家庭、校外での活動報告を求められています。学校がこれらの内容を非常に重視しているということでしたので、私たちが苦慮するところでした。そこで、この文面の指導・添削を先生にお願いしました。その結果、言葉が洗練され、簡潔でアピールポイントがよくわかる文章になりました。
 さらに、本人の面接のアドバイスもいただきました。お蔭様で、とても緊張する二次試験の面接では、かなり落ち着いて臨めたようです。保護者面接でも活動報告書に書いた内容を元にして質問されましたので、安心して受け答えできる内容にしていただいて本当によかったと思います。
 茅ヶ崎国語塾のご指導なしで第一志望校に合格することはできなかったと感じております。大変お世話になりました。ありがとうございました。