合格体験記

A.Y(合格校:桜蔭、豊島岡女子学園、西大和学園)

 私の国語の成績は偏差値の変動が激しく、安定していませんでした。
 その理由として国語塾の田中先生に注意されたことは
①文章をよく読まないこと
②自分の都合の良いように解釈すること
でした。
 記述中心の桜蔭でも、選択問題中心の豊島岡でも、その欠点は致命的で、田中先生に厳しく指導されました。私は、文章をよく読み、傍線部の前後やテーマが書かれているところに線を引き、自分の勝手な思いこみを捨てるように努力しました。
 桜蔭に関しては、設問に沿い、キーワードが入っている解答をつくりあげるために、解答を書いて書いて書きまくりました。
 豊島岡に関しては、選択肢の文章を区切り、本文と照らし合わせ、正解を選ぶという方法を先生から教わり、正答率を上げるように努力しました。
 そして、私はどちらにも合格することができました。
 受験を控える皆さん、頑張ってください。
 そして、田中先生、最後の最後まで励ましてくださって、ありがとうございました。

 田中先生には、中学受験で息子と娘と二人、お世話になりました。
 娘は本を読むのが小さい頃から大好きだったので、それほど国語には不安を抱いておりませんでしたが、受験勉強が本格化してから驚いたのは、国語の偏差値の変動の激しさでした。
 本を読むのが好きというのは、ものすごいスピードで読み進め、自分の好きなように解釈していくということにつながっていたようで、記述の点数は取れない、選択問題は外しまくるといった調子で、毎回テストのたびに偏差値をみて驚いてしまいました。
 親の言うことは聞かなくても、田中先生の指導には素直に従う子だったので、それらの欠点を直し、点数として反映されるような答案の書き方、線の引き方、選択問題の取り方などを指導していただきました。
 親として私がしたことはあまり口を挟まないことでした。
 一生懸命書いた記述に私が口を挟めば嫌がることは目に見えていましたので、意味不明で、読んでいる私が「うーん」と頭を抱え込んでしまうような文章でも細かいことは言わず、田中先生の指示に従うようにとだけ言い続けました。
 心が折れることなく、手が真っ黒に汚れるまで記述の答案を書き続けた娘の努力には、親ながら本当に頭が下がります。
 そして、そんな娘に、ただただまっすぐ指導してくださった先生に、深く感謝いたしております。
本当にありがとうございました。
 これから受験される皆さんの合格を心からお祈りしております。

A.Y(國學院大學人間開発学部、日本大学経済学部、他多数合格 神奈川県内私立高校)

 私は、数学、国語、小論文、英語をつかって受験しました。
 数学はもともと好きで、自分では得意だと思っていていましたが、なかなか理系の人と張り合えず、かなり苦しかったです。自分のできる問題ばかりやっていて、わからなそうな問題にトライしなかったことを少し後悔しています。でも、数学による受験は、他の人とすこし違った角度から受験できていい経験になりました。
 私は、中学受験の時にも国語塾に通っていました。中学に入ってからはしばらく国語塾に通っていませんでしたが、高校生になってまた通い始めました。国語は自分ひとりでなにをしたらいいかよくわからず、最初は、国語塾になんとなく定期的に通っているだけでした。
 でも、国語塾での勉強は、知らず知らずのうちに国語の偏差値をのばしてくれました。高3の10月ごろからは自分でも志望校の過去問を1日1題ずつ解けるようになりました。
 小論文はいきたい学部に必要な知識をひたすらまとめて頭にいれ、構成を考えて、いろんな課題にチャレンジしました。自分が将来やりたいことに関わる内容だったので、楽しく対策できました。
 英語はとても好きな科目です。でも、一番苦手でした。好きだから苦手なことを受け止められずにいました。模試をうけるにつれて、苦手だということを自覚し、基礎から始めることにしました。高3の夏あたりに中学2年3年のテキストの復習を始めました。そこから偏差値はのびてきました。苦手であることを自覚し、変なプライドを捨てることが大事だなと思いました。今まではセンター英語レベルの問題も5割くらいしかできなかったのに、常に正答率7割以上をキープできるようになり、足をひっぱらない科目にすることができました。

 最後に、苦しかった時期とモチベーションについてです。まず、高3の夏休みがとても長かったです。夏休みが始まったころのモチベーションは高くて、1日10時間以上の勉強を余裕でこなせました。しかし、夏休みは長くて、毎日そのペースで勉強を続けることがほんとに大変でした。私は息抜きとして、テニススクールに週1回二時間通っていました。
 夏休みが終わったときは実感がありませんでしたが、夏休みにやった成果は11月過ぎにでるんだなと思いました。夏休みは本当に重要だけど、そこでバテない勉強をすることが大事だと思いました。

 また、センター直前は、センター対策ばかりやっていました。センターが終わって、私立一般入試の勉強のため、志望校の過去問を時間制限でやり始めて、一般入試の難しさを知りました。一般入試の勉強に取りかかることが遅かったなと思います。その時期が一番苦しかったです。もっと早くからそれぞれの大学の傾向を認識し、それぞれの対策をたてることが大事だと思いました。苦しいときは同じ目標をもった仲間をみつけ、モチベーションをあげていました。
 最終的に納得のいく結果をだせてよかったと思います。