国語塾メソッド

国語塾メソッド

漢字の読み書きといいますが、読解で必要なのは、漢字の「読み」の力です。学校は「書き」を重んじる傾向があり、「読み」はどちらかというと"おまけ"の扱いになっています。ですから、子どもたちの「読漢力」は、常に不安定です。中学受験をする場合、漢検3級レベルの漢字を読めるようにしておくと、ほぼどんな文章でも臆することなく読めるようになります。まずは、文章を「読める」ことが大前提。それができて、やっと内容を「読む」ことができるのです。一方、漢字を書く力="書漢力"は、直接テストの得点に結びつきますから、こちらをおろそかにしないことは、言うまでもありません。熟語1単語を約7秒で、100題の漢字テストなら700秒で。およそ12分で100単語をきれいに正確に書くように指導しています。

当塾使用問題集

・漢検の各級対応の問題集
・昇降式漢字ガイダンス

当塾の国語の授業は、完全個別授業の環境で、生徒たちに、問題文、設問を必ず音読させています。小学生はもちろん、高校生でも問題文を音読させます。生徒の音読を聞きながら、読み間違えた部分の修正、読めない漢字の読み方、意味がわからない単語の解説、キーワードの提示、重要な部分への意識づけなどを指導していきます。授業の非常に大切な部分を生徒の音読を聞きながら行っています。音読は、語彙量を増やすことができますし、文章を集中して読む習慣がつきます。なめらかな音読は、国語力のバロメータといえます。

音読に向いている中学受験過去問

・麻布中学(長文ゆえ、起承転結のストーリがあり、音読後の達成感を得られます)
・公文国際中学(説明文が論理的でわかりやすいので、国語が苦手な生徒が取り組みやすい教材です)

【技法その1】

本文を読んだら、設問を丁寧に読むこと。これが、国語読解の王道です。当たり前のことなのですが、小学生はこのことがとても苦手です。 「設問こそ、音読すべき」です。

【技法その2】

設問を読んだら、必ず本文に戻ること。設問が指定した本文の傍線部をチェックしたり、傍線部を含む形式段落を再度読み直したりと、やるべきことがたくさんあります。 本文に戻らず答えを出してしまう。国語で点が取れない原因の多くがここにあります。

  • 傍線部内の指示後(「その」「これ」「この」など)はしっかりチェック。きっちり意識する。
  • 傍線部直前の会話は、会話主を押さえる。

記述問題には、字数が指定されている記述と、自由に書いてよい記述とがありますが、どちらも指定字数が決まっていると考えたほうがよいです。 生徒には、過去問題集についている答案用紙を実物大にコピーしたものを渡し、そこに答えを書き込ませます。このとき、マスのない解答欄であっても、字数が指定されている箇所のマスの大きさから字の大きさを意識させ、おおよその字数を導き出させます。 このことを根気よく続けていると、解答欄を見ただけで字数がつかめ、キーワードをいくつ抜き出せばよいのかがわかるようになります。 記述問題で満点を取ることは難しいのですが、キーワードを意識して答案を書かせると、大きな減点がなく、部分点を相当稼ぐことができます。小学生にとって、「記述で部分点を稼ぐ」という発想が身につくと、強い武器となります。

  • 本文内にある表現で答えに使えそうな単語を丸で囲ませる。
  • このとき、3字熟語、4字熟語は要注意、KPK(国語塾ポイントキング)です。